【グレンウッドホットスプリングス】コロラドの世界最大の温泉プール

チイ
アメリカ在住のチイです。
今回はコロラド州の旅行で訪れた、世界最大の温泉プール「グレンウッド・ホットスプリングス」について、子連れでのポイントを書いていきます!

アメリカで温泉?!

我が家がアメリカで生活していて残念に思う事として、「温泉に入れない事」が2番目くらいに上がります。
温泉好きとしてはどうにかアメリカでも温泉に入れないかと思っていたところ、アメリカにも温泉があった!!しかも世界最大の大きさらしい!!これは行くしかない!!ということで、ロッキーマウンテン国立公園への旅行の際に温泉にも行ってきました。
コロラド州には「スプリングス」という地名が多くあり、どれも温泉と関係があるそうです。

グレンウッドスプリングスへのアクセス

グレンウッドスプリングスという町に、今回の目的地「グレンウッド・ホットスプリングス」という温泉があります。

デンバー国際空港からは3時間、デンバーの市街地からも2時間半かかりますが、この道中の景色が本当に素晴らしく、飽きることはありませんでした。グレンウッドスプリングスからもっと西に行くとアーチーズ国立公園やグランドキャニオンがありますが、そんな岩肌のイメージの少し似た地形です。
デンバーからは渓谷やスキー場、針葉樹林帯を通って行きました。

デンバーの市街地を出ると、遠くに山の見える景色を進みます。

途中、スキーリゾートを何箇所か通りました。5月上旬でもまだ営業中のスキー場もありました。

 

こんな切り立った岩の道になったら、もうすぐです。

 

グレンウッドスプリングスの町は小さく、レストランやお土産屋さんがぎゅっとまとまっていました。

高原のかわいらしい町です。

グレンウッド・ホットスプリングス温泉プール

グレンウッド温泉について

グレンウッド・ホットスプリングスは、摂氏51度の温泉が一日350万ガロン湧き出ているそうグレンウッドスプリングスホームページより)。

この温泉を最初に利用していたのはネイティブアメリカンで、この温泉のことを「大きな薬」という意味の言葉で呼んでいたそうです。1888年に今の巨大な温泉プールが作られたということで、130年以上の歴史があります。

プールは、長さ123mのレジャー用大プールと長さ30mセラピー用プールがあり、大プールは世界最大と言われています。

私たちが行った際にはセラピー用プールは改装中でした。

入場料・設備について

入場料

※入場料は時期や曜日、祝日によって大きく変動しますので、ホームページのカレンダーで確認してください!

以下は、オフシーズンとハイシーズンの目安です。結構お高いです。

私たちが行った5月上旬はオフシーズンで安めの料金設定でしたが、寒くて長居できなかったので、夏だったらもっとゆっくり楽しめたのかもしれません。

入場料 オフシーズンの料金 ハイシーズン土・日など
大人(13歳以上) $29.00 $42.00
子供(3−12) $20.00 $26.00
2歳以下 無料 無料

 

水着やタオルは持参しましたがレンタルもできます。ロッカールームにはシャワー・更衣室、施設入り口には売店もあります。

グレンウッド・ホットスプリングスには宿泊施設のロッジも併設されていて、近隣の宿泊施設に比べると少し高めです。

格調高い見た目の付帯施設のバスハウスは赤い色をしており、これはこの地域で取れる赤い砂岩を使って作られたからだそう。ちなみに、コロラド州のコロラド (Colorado) は、スペイン語で「赤」を意味するそうです。温泉プールから特徴的な赤い山肌が見え、赤い山ってなんだか異次元な感じがしました。

赤い山肌が見えます

 

世界最大の温泉プールの感想

さて、温泉プールに入ってみると、温度が低いせいか「温泉」という風情はありません。プールが大好きな子供達にとってはプールそのものだと思います。

プールへの入り口から段々と深くなっていきますが、大人の肩くらいの深さがあるので、小さい子供はライフジャケットを着て浮いています。ライフジャケットはプールサイドに置いてあり無料で利用できます。

温泉の成分は、「豊かなミネラルを含む」と書いてありましたが、塩分が多くしょっぱい(豊島園の庭の湯みたいな?)、そして硫黄の匂いが少ししました。大プールの中央部分の足元からはお湯が湧き出ている感じがありました。

大プールの温度は33℃くらいでぬるいので、もう少し温めてほしいし、冬は一体どうするのだろう(寒すぎる)と疑問です。

プールに浸かっている人は、プールサイドに掴まって話をしたり、本を読んでいたり、プールのように泳いだり飛び込みをしている人も(飛び込み台があります)います。末っ子ちゃんは、ひたすらプールサイドからのジャンプを繰り返していました。

思い思いのスタイルで楽しむことができますが、長く浸かっていると、顔や皮膚がヒリヒリしてきました。おそらく温泉の成分や消毒の成分が強いのだと思います。そんなに長くは入れないなーと思いました。

 

子連れ旅のポイント!

温泉の成分が強めだったので、肌の弱い子供は長く浸かりすぎるのは注意です。また、上がった後によく洗って保湿することも忘れずに。

子供ゾーンとスライダー

ここには大プールだけでなく子供用のゾーンと、浮き輪を使うスライダーがあります。

スライダーは二人乗りか一人乗りの大きな浮き輪に乗り、川を下るような感じでスリルがありとても楽しかった!!楽しかったのですが、、寒かった。。

5月上旬の半袖でも過ごせる気温の日でしたが、時折吹く風が冷たく、一度温泉プールに入ってしまうと上がった後が極寒で、スライダーに並んでいる時にみんなぶるぶると震えていました。

 

子供向けエリア

まとめ

温泉、世界一大きいというキーワードに惹かれて、グレンウッドスプリングスまで足を伸ばしました。

今回アメリカの温泉に入ってみて、日本の温泉とは違うということも分かりました。日本人としてはもっと温度を高くしてほしい!ですが、日本でもアメリカでも温泉を楽しむという気持ちは一緒ですね。

温泉だけでなく、道中の景色も素晴らしかったので行ってよかったな〜と思えました。