【パリ】子連れパリ観光:移動手段と見どころ、夏の暑さに注意!!

チイ
アメリカ在住のチイです。

今回は、3人の子供(9・5・4歳)と旅行したパリについての記事です。

パリに数日滞在しました。パリは、、とにかく暑かった!!そして、治安が悪い・スリが多いと言われているので、かなり警戒して過ごした反面、街中はとっても賑やかで素敵でした。そこで、このブログでは子連れのパリ市内の移動と観光の様子や注意点を記載します。

パリの移動

ユーロスターでロンドンからパリ

我が家はユーロスターでロンドンからパリ入りしました。ユーロスターは全席指定席で、早めに予約するのがおすすめです。日本の新幹線に近いかなーと思います。

乗車手続きにイギリスの出国手続きなどがあるので、90分前に到着することが推奨されていて、出発30分前には乗車手続きは締め切られます。手続きが終わると、自分たちが乗る電車の乗車開始まで待合スペースで待ち約30分前から乗車開始です。私たちは最後の方に乗ったのでスーツケースを置く場所が埋まっており、大きなスーツケースを頭上の棚に置く必要があったので、その点が大変でした。

 

ロンドンのユーロスター乗り場の待合スペース。食べ物などを買えるお店は2件ありました。

 

パリ北駅から電車に乗る

ユーロスターの到着地パリ北駅(Gare du Nord)は治安が悪いと色々なサイトで読んだので不安でしたが、ユーロスターを降りた後、私たちと同じように大きなスーツケース持参の人たちがゾロゾロと大勢いて少し安心しました。

パリ北駅。大きな荷物を持った旅行者が沢山います。

 

公共鉄道のRERで宿のある隣の駅まで一駅乗りましたが、ホームへ行く途中に階段しかなかったり、バリアフリーじゃなくて不便な所が多くありました。ベビーカーの人などは本当に大変そうです。ただ、私が一人でスーツケースを持って階段にいると「手伝うよ」と言ってくれる人もいました。

駅やホームでは全ての人が怪しく見えてしまい、リュックは前にして警戒度マックスで挑みました。

切符は改札近くの券売機で買います。Ticket t+という1回券(2時間有効)を買いました。

旅のメモ

パリ市内では現金を一度も使いませんでした。クレジットカードはアメックスが使えない場所が多く(駅の切符売り場や公衆トイレ)、アメックスがどこでも使えるアメリカとの違いを感じました。ビザかマスターカードはどこでもOKでした。

Uber

市内の移動にUberは問題なく使えました。タクシーに乗ろうとした際に5人はだめと断られたので、5人の我が家はウーバーの方が利用しやすかったです。

Uberアプリを利用時に、配車画面からなかなか進まなくて、支払い方法をアメックスからVisaに変更したらすぐに配車完了画面に進みました。もしうまくいかなかったらその辺を確認してみるといいかもしれません。

ロワシーバスで市内からシャルルドゴール空港へ

市内からシャルル・ド・ゴール空港(CDG空港)へは、空港シャトルバスのロワシーバス(Roissy Bus)を利用しました。

  • オペラ座の横に乗降場がある
  • 空港との直行バスで安心
  • 乗車時にクレジットカード(非接触マークがあるカード)をタッチするだけで支払いができますが、乗り場に券売機もあります。
  • 大人1人16.20ユーロ、子供無料
  • 日中は15分に1本と記載がありましたが、私が乗車した際には30分に1本程度でした。(乗り場の掲示板には、あと何分でバスが到着するか表示があります。)
  • 道が混んでいて1時間20分くらいかかりました。
  • 車内にWi-Fiがあると記載がありましたが、使えませんでした。

空港シャトルバスということで、日本の空港行きのような高速バスを想像していたらバス自体は路線バスと同じで、市内を通っていくので石畳の道で結構ガタガタ揺れました。空港直通なので、スーツケースを棚に置いても車内では安心して過ごせるし、パリの郊外の風景を見ることができた事は良かったです。

 

ロワシーバス車内でお昼寝する末っ子ちゃん。直通なのが安心感があっていいです。

 

しかし他のインフラ同様に、車内にはエアコンがなく、6月でしたがとにかく暑くて、熱中症にならないように水をたくさん飲みました。夏は暑さに要注意です!

 

シャルルドゴール空港のターミナル2搭乗口。3つあるターミナル間の移動はシャトル電車を利用します。

パリで観光

ルーヴル美術館

ルーヴルといえばモナリザ!!

「モナリザの場所はこっちだよ」と館内に進路が掲示してあるのでミスする事はありません。入り口から入るとぐるっと1番遠い場所にあるのでモナリザを目指すだけで館内を1周することになり、フランス名画などの大作を見ながらたどり着くことになります。

モナリザの前には、列を作るようロープが張ってありました。絵は実際に見てみると印象が違いました。

 

子連れルーヴル美術館の注意点

・すごく暑い。

美術館がこんなに暑くて作品の保存的に大丈夫なのかなーと心配になるくらい、館内はとにかく暑かったです。一部の展示室は涼しい場所もありました。

・広すぎて疲れる

建物の外も広いので、駅から歩いて辿り着く頃には子供は既に疲れていました😅。見たい絵があったけど、これは無理だなーと早々に諦め気味になり「日本に巡回してくるルーヴル美術館展とかで楽しもう!」と心に決めた程でした。頑張って目指して行ったフェルメールの絵も該当の展示室には無く、もしかしたらどこかの巡回展にいっているのかもしれません。残念でした。

・トイレの数が少ない

入り口付近の大きめのトイレは並んでいて、館内マップの展示室の間にあるトイレマークを目指していくと、一個しかないトイレだった!とか、古い建物なので予想してたのと違うという事態が多々ありました。子供のトイレ行きたい〜!!には余裕を持って対応する必要があると思いました。

・チケットは事前予約!

ルーヴル美術館は予約が必須である事を前日に知りました。ホームページを見るともちろんチケットは売り切れで、パパがどうにかこうにかチケットを買えるサイトを探してきて、割高のチケットを購入しました。

ルーヴル美術館に到着すると、当日チケット購入の列はやはり長蛇で、太陽の下2、3時間待つこともざらだそうです。

携帯の事前購入チケット画面を見せると、手荷物検査の所に行くよう指示があり、すんなり入館できました。割高でもチケットを買っていてよかったーと心底思いました。

 

ルーブル駅のホームはすでにルーヴル美術館の雰囲気です。

 

美術館の建物が大きくて、駅から美術館入り口までなかなか辿りつかない!(道を間違ったのかも?)

 

ステンドグラスのサント シャペル教会

サント シャペル (Sainte chapelle)教会はノートルダム大聖堂の近くのシテ島にあります。裁判所の敷地内にあり、外からの見た目ではすぐに分かりません。私たちは間違って隣の施設の「コンシェルジュリー」に入館してしまいました。(コンシェルジュリーは、宮殿として使われていた場所がフランス革命時に裁判所・牢獄として使われ、マリーアントワネットが処刑前に投獄されていた場所としても知られ面白い博物館でした!)

教会に入る際には持ち物チェックがあり、少し並びました。

中に入り階段を上がるとステンドグラスの教会があります。本当に美しくおすすめです。

Sainte-Chapelleホームページはこちら

カフェ

パリといえばカフェのテラスでコーヒーやお酒を飲んでいるシーンが思い浮かぶかと思いますが、本当にカフェが沢山ありどこも賑わっていました。歩き疲れた際に気軽にお店に入れるのはとても嬉しいです。

ただ、テラス席=喫煙席で、タバコを吸っている人が多くいるので、子連れでお店に行く際にはその点注意が必要です。公共の場での喫煙が全面禁止のアメリカに比べるとタバコを吸っている人が多いなーと思いました(日本と同じくらい?)。

 

カフェではテラス席の方が混んでいます。

 

パリ市内の宿泊について

どこに泊まる?私のエアビー失敗談

パリは治安が悪いと言われるので、観光客は1区や2区などの中心部に泊まるのが良いと書いてある記事を沢山見かけましたが、その周辺のホテルはとにかく高く、5人家族の我が家は2部屋必要だったり、なかなか手が出せない状況でした。そこで、エアビーで見つけた1区の端っこにある安いコンドミニアムに泊まることにしました。

そこでパリについて多くを学ぶことになるのですが、、部屋にはエアコンが無く、扇風機しかありませんでした。窓を開けると少し涼しくなりますが、駅周辺の繁華街だった為夜は通りの音がうるさくて開ける事ができず、暑くてほとんど寝る事ができませんでした。

調べてみるとパリには規制があり、市内の古い建物ではエアコンを設置することができない(壁に穴を開けれない)そうです。知らなかったー!

ホテルにはおそらくエアコンは着いていると思いますが、エアビーを利用する場合には、設備をしっかりチェックした方が良さそうです。

アメリカの全館冷房にすっかり慣れて甘やかされていたので、宿では快適に過ごす事ができず、市内は1泊で切り上げシャルル・ド・ゴール空港周辺のホテルに宿泊しました。空港近くで宿泊したホテルは市内と比べると値段もグンと下がり、とっても快適でした!

パリ市内が高すぎる、評価の低いホテルしか見つけられない、治安が心配、大家族という方には、空港周辺に宿泊して市内まで遠征するのもありかなと思いました。

Chatelet Les Halles駅について

エアビーで予約したコンドミニアムはシャトレ・レ・アル駅(Chatelet Les Halles)から徒歩圏内でした。事前に駅の情報がほとんどなかったので不安でしたが、この駅はとても賑わっている界隈でした。駅はデパートのようになっておりテナントが沢山入っていて、外に出ても歩行者天国の道路が多く、道路にはカフェやお店がびっしり。原宿か!!と思うようななんでもある場所でした。

ただし、この周辺に宿泊となると人が沢山いて安心感がある反面、夜間までうるさかったので、家族で宿泊する場所向きではないかもしれません。

まとめ:パリを楽しむには安全対策と暑さ対策!

私たちがパリに行った6月上旬は、連日最高気温が30度くらい。まだ夏本番ではないと思っていたら、この暑さが辛かったです。パリ市内は、電車もバスもレストランもエアコンがない!もしくはほとんど効いていない。エコといえばエコですが。

来年の夏にはパリでオリンピックが開催されます。もしかしたら東京オリンピックよりも暑さ対策が重要なんじゃないかな?と思いました。

夜間は出歩いていないので分かりませんが、日中に関しては中心部はどこも観光客で溢れ危険な雰囲気を感じることは特にありませんでした。しかも、夏は夜10時くらいまで明るく朝方も早く明るくなります。しかし、駅前などにはホームレスの方が沢山いたり電車も警戒が必要です。どこでも気を抜かずに過ごすことが大事だと思います。