【フロンティア航空】子連れでLCC!格安でお得!座席指定や荷物は?会員(Discount Den)のメリット・デメリットを解説

チイ
アメリカ在住のチイです。

格安航空会社のフロンティア航空を子連れ旅行で利用した際の体験記です。

アメリカ国内旅行の際に、往路はフロンティア航空、復路はアメリカのメジャーな航空会社と違う会社を利用しましたが、フロンティア航空のトータルの運賃は復路の半額でした。

予約する際にチケット代金が安すぎて不安になりました、実際に利用してみてみると、格安航空会社(LCC)ならではの制約が色々とありますが、個人的にはそれを遥かに超える金額的メリットが魅力で、私は間違いなくまた利用すると思います。

今回、フロンティア航空の会員になり航空券を購入したので、その制度についても触れていきます。

2022年12月にフロンティアの国際線を利用した際の搭乗記を追記しました。

フロンティア航空とは?

フロンティア航空(Frontier Airlines)は、アメリカのコロラド州のデンバー国際空港を本拠地としています。

私はデンバー旅行の際に利用しました。アメリカ国内及びメキシコ路線を運航しているそうです。

フロンティア航空は、ウルトラローコストキャリア(ULCC:Ultra Low Cost Carrier)と呼ばれています。

格安航空会社という通り、徹底的にコストカットをして航空券代が安い事が一番の魅力です。

2021年現在、世界で最も安全なLCCランキングTOP10に毎年選ばれているそうです。



フロンティア航空のチケット予約

通常、航空券検索サイト(KayakやExpediaなど)を利用し航空券を探していますが、その後フロンティア航空のホームページから直接予約をしました。航空券検索サイトからもそのまま予約可能ですが、複数人のチケットを購入する場合など、会員(DISCOUNT DEN)になるともっとお得になる可能性もあるので、ホームページをチェックしましょう。

フロンティア航空のホームページを開いていると、反応が遅く何度もイライラすることがありました。

その点は改善してほしいなと思うところです。

座席予約や預け荷物は有料

LCCではどこの航空会社でも同じですが、座席予約や預け荷物、機内持ち込み荷物は有料になります。

座席指定について

料金を払い座席指定をしない場合は、チェックイン時に自動的に席が割り振られます。

ホームページには、「一緒に予約をしたグループはなるべく近くに割り振るよう努力する」と書いてありますが、「保証はできないので追加料金を払って座席指定する事を推奨する」とも書かれています。

今回の予約時の座席指定料金は、一番安い席で25ドル程度でした。

5人家族なので、全員指定するとそれなりの金額になってしまう、、幼児だけで親と離れた席を指定されることは無いだろうと思いつつ、やはり保証はないので、2歳と4歳と母の3人だけ並びで指定することにしました。長男はもし離れてしまっても一人でなんとかできるだろうと考えてのことでした。後方の最安の席を予約して、3人で+73ドルでした。

そして、オンラインチェックインが可能になる24時間前にきっちりチェックインを済ませると、息子と父の割り振られた席は前方の並びでした。なんだ、、座席を買わなかったら家族5人で近くに座れたかもなーと思いつつ、こればかりは確信はないので、座席指定は子連れの必要経費と思い割り切るしかありません。

 

追記(2022年12月)ホリデーシーズンの国際線搭乗記
フロンティアの国際線をホリデーシーズンに利用しました。
座席指定料金は30ドルからだったため指定せずに搭乗してみることにしました。しかし不安になり、1週間を切った頃座席指定しようとしたところ、往路の大人一人と子供一人の座席が並びで無料で指定されていました(5人の予約のうち2人のみ)。帰りの便も、1週間を切った頃やはり同じように指定されていました。(大人と子供の組み合わせはランダムでした。)
帰路は他の3人の座席指定をしませんでしたが、3人並び席で割り当てられていました。2人と3人で座席位置は離れましたが、子供と大人はセットにしてもらえました。(ただし確証はありません。)

預け荷物について

預け荷物ももちろん有料です。

各荷物の制限は以下の通りです。個人手荷物のみ無料す。

個人手荷物(free personal item)

サイズ:14H" x 18W" x 8D" (35cm x 45cm x 20 cm)

and must fit under the seat in front of you

預け荷物(Checked Bags)

サイズ:62” Collectively (Length + Width + Depth)(高さ、幅、奥行きを足して157cm以内)

重量制限:18キロ(40ポンド)

機内持ち込み荷物(Carry-on bags)

サイズ:24"H, 16"W, 10"D (61cm x 40.6cm x 25cm)

重量制限:15.8キロ(35 ポンド)

 

預け荷物の18キロって普通のサイズのスーツケースに詰め込んだら結構簡単に超えちゃう重さです。。

どうやら最近容量の変更+値上がりがあったようで、メールで荷物についてのリマインダーが何度か届いていましたので、制限の重さを越えないように家で重さを測って行きましたが、結局最後に色々詰め込み少し越えていました。

しかし幸い?空港の預け荷物はカウンターのみで、空港職員の方に対応してもらい、オーバーしていても何も言われませんでした。

隣の人はもっとオーバーしていました。(これが、自動荷物預入機だったりすると、重さの計測がシビアなので注意が必要です。)

今回は、預け荷物を一つ事前購入で55ドルでした。ちなみにバックは事前に購入しておかないと、空港で購入するともっと高くなりますのでご注意を。

カーシートやベビーカーは、無料で預けることができます

 

追記(2022年12月)ホリデーシーズンの国際線搭乗記

フロンティアの国際線をホリデーシーズンに利用しました。

預け荷物は一つ60ドルでした。

今回はオーランド空港から出発だったのですが、国際線で外国人ということもありカウンターに並ばなくてはいけなかったのですが、なんとその列が200人近い長蛇の列で、しかもカウンターは2人のスタッフしかいませんでした。3時間前に空港に到着し、友人が先に並んでいてくれたのですがそれでも2時間並びました。こんな状況で怒り出す人たちも多数、スタッフの人もキレているし、1発触発のカオス状態です。まさにLCCの洗礼を受けることになりました。

そんな殺伐とした空気の中、やっと辿り着いたカウンターで友人の預け荷物が40ポンドを少しオーバーしており、中身を取り出すと言ってもそれなら並び直せと言われ、仕方なくそのまま預け追加料金を支払うことになりました。機内持ち込み用の手荷物バックも大きすぎると、持ち込み荷物の料金まで請求されていました。

復路空港のフロンティアのカウンターではそういった雰囲気は全くなく、私のスーツケースの重量がオーバーしていたので、中身を取り出して預けるゆとりがありました。

どこの空港を使うか、いつ利用するかということによって、空港ごとにも対応が変わってくるようです。混雑する時期は要注意です!

私自身は、ホリデーシーズンのLCC利用は控えようかなと、、思った体験でした。

 

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会員のDISCOUNT DENに入会してみた

会員の内容と入会方法

ディズカウントデン(DISCOUNT DEN)は、フロンティア航空の会員プログラムで以下の内容です。

  • 年会費は$59.99 新規会員は、初年度$59.99+入会金$40で$99.99
  • 割引運賃が適用される(一緒に予約した9人までの料金が適用)
  • 会員対象の特別キャンペーン
  • フロンティア航空のマイルが貯まる
  • キッズフライフリーの対象フライトでは、大人一人につき15歳未満の子供1名が無料になる。

 

入会方法は、ホームーページの「DISCOUNT DEN」ページから入会のための情報を入力し支払いをするだけです。

もしくは、フライト購入の際に同時に会員の申し込みをすることもできます。会計の際に会員申し込みを行うと、フライト料金は会員料金になり、会費と航空券代の両方の支払いが一度で済みます。

    年会費の元は取れるのか??

    今回は新規入会+年会費で、$99.99を支払いました。

    購入したチケットの通常料金と会員料金では10ドルちょっとの差があったため家族5人分で約60ドル安い料金で予約ができ、片道だけで支払った入会金と年会費の約3分の2を回収できました。ケットによって、10%〜20%程度の会員割引があります。

    今回は片道のみの利用のため、一年の内にもう一度片道でも利用すれば元は取れる感じです。特に家族が多い方は会員になる価値はあるかと思います。

    ただ格安航空会社ということで、運航は特定の曜日や季節という航路も多いです。自分の最寄りの空港の就航頻度の確認は必要かと思います。

    キッズフライフリーについて

    会員になるとキッズフライフリー(Kids Fly Free)という制度が利用できます。

    これは、対象フライトで大人一人につき、15歳未満の子供が無料になるというサービスです。これはすごい!と思い、一生懸命対象フライトを探してみましたが全然ありません。

    対象フライトは主に、火曜日水曜日発着の往復利用で、空港も限られているようです。

    私の住んでいる地域の空港には対象のものはありませんでした。フロンティア航空のホーム、デンバーに住んでいる人には使える可能性があるかもしれません。

    ですが、キッズフリーのフライトを目的にチケットを探そうとするのは難しそうです。

    搭乗した感想

    実際に乗ってみて、座席の幅は狭くトイレも狭かったです。

    トイレに立とうと思ったら、内側の席の人は必ず他の人に席を立ってもらわないと出れません。下の子供2人と並びで乗っている私には、座席も少しゆとりがあるように感じますが、大きめ体型のパパはキツそうです。長時間のフライトでは利用したくないと言っています。

    機内のドリンク等の無料のサービスは無く、必要であれば有料で飲み物や食事を購入できます。

    機内販売

     

    私は自分で作ったサンドイッチ、パックジュースやお菓子を持ち込んでいたので特に問題はありませんでした。チェックインカウンターもスムーズでした。LCCということを前提に予約・準備をして乗っているので、特に不満はありませんでした。

    まとめ

    今回は子供と一緒にフロンティア航空を利用した体験をまとめました。

    LCCでチケットが安すぎて不安に感じることもあるかもしれませんが、国内の短時間のフライトであれば特に不足や不満を感じることも無いと思います。機内で無料のものは無いので子供用の食べ物や飲み物は持ち込みましょう。

    子供がいたり家族の人数が多い場合には会員になるとより利用価値が大きくなると思います。

    航空運賃を安く手に入れて旅行したい人にはおすすめです!ただし、座席指定や荷物料金などの追加の料金がかかることや、空港や時期によってはスタッフ不足で時間がかかったり、サービスの悪さにストレスに感じることもあるかもしれませんので、その点を割り切って利用するしかありません。