今回は、サウスカロライナ州のチャールストンを子供(8・5・3歳)と一緒に散歩したモデルコースです。
チャールストンは見どころが満載ですが、歩いて見て回るとなると何処を見たらいいのか迷ってしまいます。そのため、実際に子供と一緒に歩いた手軽なショートコースを紹介します。
目次
チャールストンとは
チャールストンはサウスカロライナ州で2番目に大きな地方都市です。
チャールストンは1670年にチャールズタウンとして設立され、南部貿易の拠点として富を築き植民地として発展しました。独立戦争や南北戦争の際には戦場となった歴史的転換点の場所でもあります。
チャールストンは歴史、文化、食などの魅力が詰まった街で、アメリカの旅行雑誌、CONDÉ NAST TRAVELERの「The Best Small Cities in the U.S.: 2022 Readers’ Choice Awards」や、Travel + Leisureの2022年「The 15 Best Cities in the United States」ではチャールストンが旅行先のベストシティとして一位を獲得しています。
チャールストン街並み散策おさんぽコース
セルフウォーキングツアーとして、私が勝手に決めたルートです!
フレンチ・クウォーター周辺を子供と歩く1時間程度で回る散歩コースです。参考になれば幸いです。
通るポイントに、マップ上にピンを置いています。
1、East Bay/Prioleau Garageに駐車
駐車場は何処でも良いですが、ぐるっと回って戻ってくる事を考え今回はこの駐車場を選びました。ここは公共駐車場で、市内の公共駐車場の料金は30分1ドルです。
2、レインボーロウで写真を撮る
レインボーロウ(Rainbow Row)は、一軒づつパステルカラーに塗られた家が連なるエリアです。パステルカラーになった理由は諸説あり定かではありませんが、1900年代初頭から所有者により色が塗られるようになったそうです。ここではたくさんの人が写真撮影をしています。
3、交易所と税関(Old Exchange and Provost Dungeon)
レインボーロウからここまで戻り、目の前のブロードストリート(Broad St.)を進みます。
「交易所と税関」の建物は博物館ですが、1770年頃に建てられ、税関や市場、集会所、刑務所などとして利用されてきたという歴史を持つ建造物です。
この場所からブロードストリートを見た景色は、古い建物と教会の尖塔が見えるチャースルトンらしい美しい街並みです。
4、Labor Lane(石畳の道)
ブロードストリート(Broad St.)からチャーチストリート(Church St.)を通り、チャーマーズストリート(Chalmers St.)へ行きます。
チャーマーズストリートは、古い石畳の道が残っています。石畳を歩いてみると想像以上のでこぼこでした。案の定末っ子ちゃんは転んでいました。
この石は17〜18世紀ごろに、チャースルトンから綿花などの交易品を船で輸出した際のバラスト(船を安定させるための重し)として、イギリスなどの地域から持ち込まれたものが、道路用に利用されたそうです。
この通りには、旧奴隷市場博物館(Old Slave Mart Museum)や、南部で最も古いとされる建物の(1690年頃)ピンクハウス(The Pink House Gallery)もあります。
5、Circular Congregational Church
ミーティングストリート(Meeting St.)にぶつかったら北に進みます。ミーティングストリートは大きな通りで、ギッブス美術館(Gibbes Museum of Art)や、アートギャラリー、ホテルなどが建っています。
円形をした珍しい形の教会「Circular Congregational Church」や墓地が見えます。
6、チャールストン・シティ・マーケット
ミーティングストリート(Meeting St.)をもう少し進むと、シティマーケット(Charleston City Market)の入り口が見えます。
チャールストン・シティ・マーケットは1807年からの歴史があり、全米で最も古いパブリック市場の一つで、300ほどのお店が出店しています。
ここでは、工芸品のスイートグラスバスケット、絵やお茶、Tシャツなど色々なお土産物が売っています。
シティーマーケット周辺は、観光の中心地のような場所で、馬車ツアー(carriage tours)などのツアーの発着地となっています。
7、パイナップルファウンテン
イーベイストリート(E Bay St.)を通って南下し、ウォーターフロント・パーク(Joe Riley Waterfront Park)に行くと、有名なパイナップルファウンテンがあります。
チャースルトンでは、このパイナップルモチーフの作品やデザインを良く目にします。
チャールストンではもちろんパイナップルが栽培されません。パイナップルは1600〜1700年代に船乗りのお土産、交易品としてチャールストンに持ち込まれました。南米原産で甘く、見た目もエキゾチックでとても人気が出ましたが、腐ってしまうので手に入れることは困難で、その為富と贅沢とおもてなしの象徴となったようです。
歴史を知ると、よりパイナップルモチーフのものが欲しくなってしまいます。。
この後、駐車場まで戻ったらおしまいます。
まとめ
子供と一緒に周れるチャールストン街並み散策のおさんぽコースを紹介しました。チャールストンの街並みは美しく、どの通りに入り込んでも素敵な雰囲気で歩いているだけで面白い素晴らしい街です。