【デスバレー国立公園】日帰りデスバレー。アメリカで一番低い場所に行く。

チイ
アメリカ在住のチイです。

今回は、カリフォルニア州のデスバレー国立公園を3人の子供(8・5・3歳)とラスベガスから日帰りで旅行した際の記事です。ラスベガスからの行き方や子供と一緒に見た見どころを記載します。

この旅行の際に行ったセドナ旅行についての記事はこちらからどうぞ

↓↓↓↓

ラスベガスからデスバレーへ

デスバレーへの行き方

今回の旅行では、サンクスギビングのホリデーにセドナとラスベガスを訪れ、ラスベガスから日帰りでデスバレーに行ってきました。

デスバレー国立公園(Death Valley National Park)はラスベガスから道2時間ちょっとなので日帰りでも行くことはできます。

また、デスバレーはその暑さのために夏に行くことは避けたほうが良いので、冬がベストシーズンかと思います。

ラスベガスの街を出てしばらくすると砂漠地帯の寂しい雰囲気の道を進みます。少し心細くなりましたが、国立公園入り口に到着するとバスツアーや他の観光客の人の姿が見えて安心しました。

砂漠の風景どこも同じ?

デスバレーに行くまでは、正直そこまで乗り気ではありませんでした。アメリカの多くの国立公園に行くことを目標に旅行をしていますが、アリゾナ周辺の景色はグランドサークル旅行やラスベガス周辺でも見ているし、また同じ景色で飽きるのではないかと思っていました。しかし!!国立公園内に入ったあたりから、「何あの岩!」「何あの色!!」と荒涼とした景色の中でも地球離れしたデスバレー独特な風景があり、見ていて楽しく来てよかった、もっと滞在時間を確保すれば良かったと思いました。

ザブリスキー・ポイント

ラスベガスからデスバレーに行くと、公園内で最初に目にするメジャーポイントです。ザブリスキー・ポイント(Zabriskie Point)は、高台から侵食された岩が一望できます。

駐車場から3分くらい坂道を登ると岩の尾根を見渡せる展望台に到着します。急に視界が広がり、「うわーすごい」となりました。展望台から下の方へ降りていくこともでき、ここからトレッキングに出発している人たちもいました。

 

展望台から外へ少し歩いた場所

 

地層もよく見えます。

バッドウォーター・ベイスン

 

メリカで最も暑く、最も乾燥し、最も標高が低い」というデスバレーの特徴を良く表す場所です。

バッドウォーター・ベイスン(Badwater Basin)は、北米で最も標高の低い場所です(海抜マイナス282フィート、マイナス86m)。間違いなく、人生で一番低い場所に行った経験となりました。

駐車場背面のブラック・マウンテン(Black Mountains)に海抜0メートルの場所の表示があり海抜の低さを実感できます。

 

駐車場の目の前から真っ白な道が伸びています。ここは古代に湖だった場所で、水が干上がり湖底に溜まった塩が出てきているそうです。

駐車場からこの塩の道を歩いた先に一面が真っ白になった塩田があります。我が家はそこを目指して歩いたのですが、塩田の端まで片道1マイル(1.6キロ)もあったようでかなり疲れました。しかし、気候的に冬の今しか歩けないと思えば良い経験でした。

 

塩の道を歩く

 

歩いた先の塩田

 

雪みたいでテンションが上がります。

 

塩田に向かって見える山脈は標高3,368mで、高低差が大きくてダイナミックです。デスバレーはアメリカで一番暑い場所ですが、盆地のような地形も関係しているようです。11月下旬のこの日は17度くらいで快適でした。

Furnace Creek Visitor Center

国立公園でこのビジターセンター(Visitor Center)ほど、到着した際に嬉しい気持ちになった場所はありません。

砂漠地帯の何もない場所をひたすら走っていくと、ビジターセンターの人が集まっている環境にほっとしました。

中は至って普通ですが、特にトイレは絶対にビジターセンターで行っておくべきです(大きなポイントの駐車場にもありますが。勇気がいるレベルです。。)

ビジターセンター内

デスバレーの景色

今回まわった周辺には、そのほかにもアーティスツ・パレット(Artist's Palette)や、悪魔のゴルフコース(Devil's Golf Course)があります。

ゴールデン・キャニオン・トレイルヘッド(Golden Canyon Trailhead)は駐車場一杯に車が停められており、トレッキングする人で賑わっていました。

ゴールデン・キャニオン・トレイルヘッド入り口

道を走っているだけでも緑や赤の岩が見えたり、まっすぐと何もない平原を通る道路、どこから流れ出ているのか分からない不思議な小川など、公園内のどこを切り取っても独特な素晴らしい景色でした。

 

緑の岩肌

 

血のように赤い岩肌

 

まっすぐな道!

子連れデスバレーの注意点

この注意点は子連れに限った事ではありませんが、子供と行ってみて特に感じた感想です。なお、私たちは11月に訪れたために暑くもなく快適に過ごす事ができました。他の季節については分かりませんが、客観的に考えて暑い季節に子連れで行く事はやめた方がいいと思います。

デスバレーの気温

 

1、水分補給

暑くなくても極端に乾燥した土地で体から水分が失われていくため、意識して水やスポーツドリンクを飲んだ方が良いです。また、公園内で食料や水分を買える場所は限られていますので、十分に持参することをお勧めします。

2、朝一がおすすめ

朝早い時間から動き出しましたが、昼近くになるとデスバレー内のポイントの駐車場は大体どこも満車に近い状態でした。また、この日は曇っていて暑くありませんでしたが、雲の合間から少し日が差すだけで暑いと感じました。駐車スペースや気温の関係からも朝早めが良いと思います。

3、茂みや岩陰などを触らない、子供と離れない

ヘビやサソリなどの毒をもつ危険な動物がいるかもしれないので、子供だけで一人進んだり、むやみに大地に触れない方が良いです。

4、Google map のダウンロード

国立公園内はほとんどオフラインです。Googleマップの「オフラインマップ」機能を使って地図をあらかじめダウンロードしておくと良いと思います。

道はほとんどが一本道で迷うことはないと思いますが、Googleマップがない状態で進んでいくと不安になります。

まとめ

砂漠地帯の他の場所とそんなに変わらないんじゃないかな?と思いながら向かったデスバレーですが、またしても「見たことのない景色があった!」という面白い景色の連続する場所でした。デスバレーはアメリカ本土では一番広い国立公園なので全く見切れてはいませんが、ラスベガスに行くのなら時間を割いて立ち寄ってみるのもおすすめです。