アメリカでは、大型客船で行く「クルーズ」がとてもポピュラーです。一度、クルーズに乗船した事がある我が家は、すっかりクルーズ魅了されてしまいました。今回は、カーニバル・クルーズに家族で乗船した際の記事で、予約から乗船前に必要な手続き、乗船当日のチェックインについて書いていきます。
クルーズに家族で乗ってみたい!クルーズに興味がある!という人の参考になれればと思います。
目次
カーニバル・クルーズとは
カーニバルクルーズはアメリカのクルーズ会社で、本社はマイアミにあります。全米8ヶ所から主にバハマ・メキシコ・カリブ海へクルーズを出航しています。カーニバルクルーズといえば、「カジュアルクルーズ」の代表的な会社で、最大の特徴はその料金の安さ、気軽さにあります。
クルーズを予約する
予約方法
ホームページより、出港地や出航日、目的地、長さを選択して検索します。部屋にもよりますが一部屋に5人まで宿泊できます。一部屋4人までなどの制限があるクルーズが多い中、子供が3人いる我が家ではとても大事なポイントです。(なお、カーニバルクルーズには日本語のホームページもあります。)
予約の際驚いた事は、2名までは通常料金、3人目からは割安の金額になるのですが、その際に子供や大人といった区別はないので、大人5人で一部屋に泊まることもできるということです。
我が家は、大人2、子供3でオーシャンビューの部屋にしましたが、ベッドはツインサイズのベッドが2台(もしくは2台を合わせてキングサイズにしたものが一つ)しかないので、それ以外にはバンクベッド(2段ベッドの上)とソファーベッドを使うことになります。
大人が5人だったらかなり窮屈ですが、若者のグループなど、料金節約のために一部屋で乗船する人たちもいるのかもしれないなと思いました。
チップの前払い(Prepay Gratuities)
クルーズでは、クルーズ料金以外で客室の担当者やレストランのサーバーなどのスタッフの方へチップの支払いがあり、定額で決められています(スタンダードルーム:1日1名につき$14.50 USD)。カーニバルクルーズでは、クルーズ予約の際にチップもまとめて支払うことができます。これは絶対かかってくるものなので、予約の際に支払ってしまいましょう!
保険への加入(Vacation Protection)
予約画面で保険への加入を問われます。一人につき50ドル程度でしたが、我が家は小さい子供もいるので迷いなく加入しました。また、我が家の下の子たちはコロナワクチンが打てない年齢なので、ワクチンを打っていない人は、必ず保険に入るようにという案内もありました。
予約完了後の手順
個人ページから情報入力
予約が完了すると、今回の旅行に関するマイページ(個人ページ)ができ、入力が必要な項目などが表示されたり、オプションの購入などができるようになります。
予約2日後に、ワクチン接種に関する宣誓書の入力、VeriFLYアプリでのワクチン接種証明書のアップロードを48時間以内に完了するようにとのメールがあり、随分急だなと思いながら入力をしました。なお、ワクチン未接種の2人の子供の分は、システム上完了できないので中途半端なままになります。
14日前からオンラインチェックイン開始
14日前になると、予約者の個人情報詳細の入力を行う、「オンラインチェックイン」が始まり、クルーズ1日前までに完了することが必要です。
パスポートやビザ情報、緊急連絡先などを入力します。オンラインチェックインの入力が最後まで進むと、当日の現地でのチェックイン時間を選択できます。早く船に入れれば、そこから船で遊んだり食べたりとクルーズがスタートします。ちなみに我が家は、乗船日当日はパパがお仕事をしてから向かうため、一番最後くらいの乗船時間を選択しました。
早く乗りたい人も遅く乗りたい人も、希望の乗船時間を選択するためには早めにオンラインチェックインを済ませることがポイントです!
乗船前のコロナ検査と陰性結果のアップロード
陰性結果をVeriFLYアプリにアップロード
現在(2022年7月)、カーニバルクルーズでは乗船3日前から各自コロナの検査を受け、陰性証明の提出が求められます。
陰性証明は、VeriFLYアプリに検査結果をアップロードすると数分ですぐに認証されました。ワクチン接種済み且つ、陰性結果をアップロードすれば、VeriFLYアプリの個人の画面が「Ready to sail」に変わるので、当日はチェックイン時にこの画面を見せる事でスムーズに進みました。
VeriFLYアプリは、ワクチン接種済みの大人二人と息子は認証完了の画面ですが、ワクチンを打っていない娘二人は陰性証明もアップロードできないので、未完のままで、当日カウンターでの対応となります。
ワクチン接種に関する要件
カーニバルクルーズは現在、基本的には「乗船の全て人がコロナのワクチンを打っている」事を前提にしたクルーズです。その為、大人でワクチンを打っていない人は、「打てない理由を記載した医師の診断書」の提出が必要だったり、ブースターを打っていない人は乗船前の検査の要件が違っていたりします。
子供に関しては、ワクチンは必須ではないですが未接種の場合には色々と制約がありました。5歳以下の子供はまだワクチンが打てないので、乗船3日前からの事前検査はPCR検査を受け、乗船前にも迅速抗原検査を受けるという2重の検査が必要でした。
事前の検査要件でワタワタする
我が家は、大人二人はブースターまで完了、息子はワクチン2回接種済み、娘二人は5歳以下なのでワクチンは打てず、とワクチンのステータスがそれぞれで、事前検査でバタバタする事がありました。
一番検査要件が厳ししいワクチン未接種の子供に合わせ、家族全員で3日前にPCR検査を受けました。検査結果が届きVeriFLYアプリにアップロードしようとした際に、息子の検査は2日前から行ったものしか有効にならないことが分かりました。
アメリカでは、息子の年齢の子供も乗船数日前からブースターまで打てるように変更になりましたが、息子は打っていません。ブースターを打っていない人は、事前のコロナ検査は出航2日前から受けたものが有効という事で、息子の検査をやり直すことに。。
息子よ、ごめん。。
急いで近所のドラッグストアでの検査を予約しましたが、2時間で結果が出る検査は空きがなく、48時間以内に検査結果が出るものを選びました。48時間と書いてあるけど大概すぐ結果は届くだろうと思っていたものの、1日経っても届かず、、。
クルーズ前日の夕方になり焦り、すぐ結果が届くという経験済みの別の場所でもう一度検査することに。すると30分で結果が届きました。
息子よ、3回も鼻をぐりぐりさせて、本当にごめんなさい。
ちなみに検査は全部無料で受けれました。
乗船日当日の流れ
荷物のドロップオフ
駐車場に入ると、駐車する前にスーツケースなどの荷物のドロップオフの場所がありました。出航2時間前までであれば、ここでドロップオフすると部屋まで運んでもらえます。
オンラインチェックインが完了すると、当日の必要書類一式にバッグタグが出てきますので、それを自分でプリントアウトして荷物にホチキスなどで付けます。この簡易さに少し驚きましたが、ちゃんと部屋に届いたのでこれで問題ないですね。(ディズニークルーズでは、シールのタグが郵送されてきますが、、格安クルーズはこういった所が違います!)
この際自分で荷物を下ろそうとしたら、スタッフの人に下すなと言われました。前に車が居たので一台づつなのかな?と思ったら、チップを請求されたので、その為だったようです。
乗船後のチップは支払い済みだし、船内では登録済みのクレジットカードに課金されるので、現金のチップの事は全く頭になかったので少し意表をつかれました。手持ちのお金があったので渡せましたが。
その後も、乗船前に乗るバスの運転手のところにもチップボックスが目立つ場所にありました。
ここら辺は乗船の地域によっても違いそうです。
ワクチン未接種者の乗船前の検査
ワクチン未接種者(主に子供)は、当日チェックインの際にコロナ検査を受けます。我が家の子供達はワクチンを打てない年齢なので、検査費用は無料でした。
その場で検査結果が届くアプリのダウンロードと子供2人の登録を求められ、うまく登録できずモタモタしました(携帯の表示言語を日本語にしていたのが原因でうまくいかず、言語を英語に変更したら登録できました)。
アプリの登録が完了したら検査を受け、15分で検査結果がアプリに届き、検査結果の画面を提示する事でやっとコロナ検査クリアの認証スタンプがもらえ、先に進めました。
その後、パスポートやビザのチェック、手荷物検査と何重にもチェックを受け、晴れて乗船です。
コロナ検査があったのでチェックインに1時間以上かかりました。
出航1時間前が最終乗船時間でしたが、ちょうど1時間前に乗船できました。自分達より後ろにも検査を受けている人が数組いたので、急かされたりすることはありませんでしたが、子供がいると何かと時間がかかります。
まとめ
カーニバルクルーズ乗船について、予約から乗船までの流れを記載しました。通常であれば当日に健康で乗船するくらいしか注意を払うこともありませんが、今はコロナに関わるワクチンや検査の要件が色々とあり少しややこしいですが、ここは頑張ってクリアするしかありません。