今回は、ニューオーリンズを3人の子供(8・5・3歳)と旅行した際の記事です。
ニューオーリンズと言えばジャズ!ですが、子連れの我が家は蒸気船に乗ってジャズを聞きました!また、ニューオーリンズはアーティストの街で、活気のある人々の活動と美しい街並みを見ながら街歩きをするだけでとても楽しかったです。ニューオーリンズの子供と一緒に楽しんだスポットを記載します。
目次
ニューオーリンズとは
ニューオーリンズ(New Orleans)は、アメリカ合衆国のルイジアナ州南部にある同州最大の都市です。ミシシッピ川の河口に位置する港湾都市として発展してきましたが、一方で海抜の低さからハリケーンや降雨で浸水の影響を受けやすい土地でもあります。
ニューオーリンズはジャズ発祥の地として、また世界でも有数規模の謝肉祭のカーニバル「マルディグラ」でも有名です。
歴史的には1700年代にフランス領、その後スペイン領となった事からその統治時代の建物が残り美しい街並みを作っています。またフランス、アフリカ、アメリカなどの様々な文化が混ざり合った、「ケイジャン」「クレオール」と呼ばれる唯一無二の食文化が発展しています。
ニューオーリンズは音楽、食、祭、美しい街と観光の要素がぎゅっと詰まった面白い街です!
ニューオーリンズ街並み散策
フレンチクウォーター
フレンチクウォーターは、フランス・スペイン植民地時代の雰囲気を残す、ニューオーリンズの旧市街エリアです。
中心には「セントルイス大聖堂(The St. Louis Cathedral)」がそびえます。1727年に建造され、火災などで再建されていますが現在も使用されている米国最古のカトリック大聖堂だそうです。
セントルイス大聖堂の前には「ジャクソンスクエア」という公園があり、ストリートパフォーマーとそれを見る人で溢れています。ダンス、歌を歌う人、占いのお店、絵を売る人、銅像のパフォーマンスをする人と子供と歩くだけでとても楽しいエリアです。
市街地は古い街並みの為、道路幅は狭く一方通行が多くデコボコしていて車は通りずらかったです。段差が多いのでベビーカーも少し大変です。
カフェデュモンド
カフェデュモンド(Café du Monde)は、1862年にフレンチ・クオーターに開店し、当時のオープン・テラス形式の店舗を現在も保っている老舗の人気店です。ベニエ(Beignet)呼ばれる粉砂糖をかけた角型のドーナツとチコリ入りのフレンチローストコーヒー、カフェオレが看板メニューです。
東京に住んでいた頃(15年以上前)カフェデュモンドが池袋に数店舗ありよく利用していましたが、いつの間にか日本からは無くなってしまったようです(ダスキンが業務提携して展開、その後撤退)。当時はカフェデュモンドがニューオーリンズの実在するカフェという事は知らず、ただベニエというドーナツが特徴のチェーンのカフェと思っていましたが、ニューオーリンズに来るに当たって、歴史ある名店である事を初めて知りました。
その本物のお店に来ることができてすごく嬉しかったのですが、、フレンチマーケットのお店は席を待つ人で長蛇の列で、持ち帰りもすごく並んでいたので残念ながら諦めました。。
しかし!!
帰路に着くためにニューオーリンズのルイ・アームストロング空港で搭乗ゲートに向かうと、なんと!
ターミナル内にお店がありました!!
しかも人が並んでない!
早速ベニエを二袋とカフェラテを買って、みんなで食べました。
ベニエは一袋に6個入っており、揚げたてでとても美味しかったです。袋の中には粉糖が大量に入っており、空港のベンチと床(と子供)を粉だらけにしてしまいした。。汚してしまって申し訳ありませんという気持ちと、どうやってもこれは粉を落とさずに食べることは不可能で、この空港では良くある光景じゃ無いかなーと思ったり。。すみません😅
フレンチマーケットのお土産屋さんにて、カフェデュモンドのコーヒーやベニエの粉を購入してきました。家でベニエを作ってみたものの、お店のようにサクッと軽い口当たりにはなリませんでした。
↓カフェデュモンド空港店↓
カフェデュモンド New Orleans Airport店
場所:ルイ・アームストロング・ニューオーリンズ国際空港 2階Terminal B
営業時間:4AM-6PM Monday-Sunday
蒸気船ナッチェスに乗船
ニューオーリンズといえばジャズの街!ジャズを聞きたいけどそういった公演は主に夜で子連れでは行きずらい、でもジャズを聞きたい!と思い調べたところ、ミシシッピ川をクルーズする「蒸気船ナッチェス」で乗船中にジャズの演奏が聞ける事を知りました。
日曜日だっだったので、運行は11:30発の「SUNDAY JAZZ CRUISES」のみで、昼食ブッフェ付きを申し込もうと考えていましたが、前日に予約をしようとしたら昼食付きは売り切れていました。ガーン、、。2時間の乗船中に食事がなかったら手持ちぶたさかも。。とすごく残念な気持ちでしたが、、乗ってみると、「食事を申し込まなくてよかったかも」と思えるほど快適に楽しんで過ごすことができました。
乗船は出港の30分前から始まります。乗船者の列は長く、こんなに沢山の人が乗れるのかなと思うほどでした。
オンラインでチケットを購入していましたが、乗船にはチケットオフィスで紙のチケットを受け取る必要がありました。
食事付きの人はダイニングルームへ通され、それ以外の人は各々好きな場所へ行きます。我が家は一番最後に乗船したので、船に乗った際にはほとんどの椅子が埋まっていましたが、上から2番目の階のバーカウンターの横に席を確保することができました。
往路は船員の方による川沿いの景色についてのガイド(アナウンス)を聞き、復路はジャズの演奏を聞きながら帰ってきました。
船上では風も心地よくミシシッピ川沿いの景色を見ながら、飽きることもなく過ごす事ができました。
蒸気船ナッチェス情報
ホームページ:https://www.steamboatnatchez.com
乗船場所:Departure location: 400 Toulouse New Orleans LA 70130
駐車場:ナッチェスの専用駐車場はありませんが、乗船場付近は有料の駐車場が沢山あります。
Adult - $68.00
Kids (6-12) - $34.00
Kids (2-5) - $21.50
Adult - $39.00
Kids (6-12) - $16.00
Kids (2-5) - Free
絶品ガンボとキャットフィッシュフライ
ウェブで評判の良かったレストラン「Mandina's Restaurant」へランチに行きました。訪れたのは3時近くという変な時間でしたが、店内は満席でした。
ガンボスープ(Homemade Seafood Gumbo)と、シュリンプクレオール(Shrimp Creole)キャットフィッシュフライ(Fried Catfish with Fries)、キッズメニューのシュリンプフライをオーダーしました。控えめにしたつもりがすごい量でした。
ガンボはスープという位置づけですが、米も入っており、カレーのような十分主食になる存在で、子供たちが先を競ってお代わりしていました。キャットフィッシュ(ナマズ)は少し不安もありつつオーダーしましたが、身はすごく柔らかくふわふわで外はカリッとしていてとてもおいしかったです。シュリンプクレオールはトマトの酸味と少しピリッとした辛味で、さっぱりとでも癖になる味わいでした。食事の前にフランスパンにバターを浸したものが提供されるのですが、これでお腹いっぱいになってしまいそうなので食べるのをやめたい、けどやめれない、、という美味しさでした。
Mandina's Restaurantの料理は最高においしかったです!
ニューオーリンズの料理は、魚介類が豊富で米を使った料理もあるということもあり、日本人の口に合う馴染みやすい味付けでホッとします。子供たちにも大好評でした。
Mandina's Restaurant情報
住所: 3800 Canal St, New Orleans, LA 70119
ホームページ:https://mandinasrestaurant.com
バイユーの景色
今回、ヒューストンからニューオーリンズへ車で向かいました。その途中、ニューオーリンズから車で2時間郊外のあたりの景色がとても面白いものでした。一帯はバイユー(bayou)と呼ばれる低地の三角州で、沼や湖、川が広がるエリアでした。そのため道路は水上や水辺を多く通りました。
アチャファラヤ盆地(Atchafalaya Basin)の辺りでは道路は川の上にあり、この道は橋(Atchafalaya Basin Bridge)で、なんとアメリカで3番目に長い橋だそう(約18マイル、29 km)。ちなみに、アメリカ上位3つの長い橋は全てルイジアナ州にあります!全米1位は、ニューオーリンズ郊外のコーズウェイブリッジ(Lake Pontchartrain Causeway)です。
フロリダともまた違った湿地帯の景色であり、記憶に残るものでした。
まとめ
ニューオーリンズの市街地と蒸気船でのジャズ鑑賞、美味しかったレストラン、バイユーについて記載しました。どの部分を切り取ってもアメリカの他のどの場所とも違っていて、ニューオーリンズの魅力を感じます。早速我が家のまた行きたい場所になっています!