【タンパ】子連れフロリダ水族館・ダリ美術館・タンパ動物園!タンパ周辺の見どころ

チイ
アメリカ在住のチイです。

今回は、3人の子供(8・5・3歳)と旅行したタンパ(Tampa)についての記事です。

このブログでは、フロリダ西部のタンパ湾に面した都市タンパとタンパから1時間以内で行ける周辺都市の下記の観光地について記載しています。

  • フロリダ水族館
  • ダリ美術館
  • ズータンパ・ロウリーパーク動物園
  • クリアウォータービーチ 
  • タンパ国際空港

タンパには素晴らしいビーチや自然だけでなく、子供も楽しめる水族館や動物園や美術館などの施設も充実しています。

フロリダ水族館は、フロリダ水族館を特集した日本のテレビ番組を見たことで、行ってみたい〜!と思っていました。映像で見た事前情報同様、とても素晴らしい展示を行なっている水族館でした。

また、タンパのすぐ南、セントピーターズバーグ市にあるダリ美術館にも行ってみました。小さな子供とダリを楽しめるかな?という気持ちもありましたが、子供も楽しめるサービスがあり、こちらも素晴らしい美術館でした。

この記事が、フロリダ旅行、タンパ旅行を検討している方の参考になれれば幸いです!

フロリダ水族館(Florida Aquarium)

アクセス・基本情報

フロリダ水族館はタンパのダウンタウン、チャネル地区にあります。

路面電車

タンパのダウンタウンには、「TECO StreetCar」という、タンパの観光名所を結ぶ無料の路面電車が走っています。オールドファッションな車体で、路線全体の長さは2.7マイル(約4.3キロ)、11の停留所があり水族館前にも停車しますので、路面電車に乗ってアクセスしてみるのも楽しそうです。

停車駅:Cumberland Avenue Station (Stop #7)

 車 

車の場合、フロリダ水族館の目の前にある平置きの市営駐車場が利用できます。駐車場は大きくはないので、駐車スペースを見つけるまで20分くらいかかりました。代金は1日10ドルで、駐車場内に設置されているペイステーションか、パークモバイルアプリで支払います。

 

 

チケット

曜日と時間によって金額が変動します。私たちが行った週末は、下記の金額でした。

  • 2歳以下無料
ホームページ

フロリダ水族館の見どころ

Wetlands of Florida(フロリダの湿地帯)

マングローブが生える水槽

 

水族館の建物の特徴であるガラス張りのドームの中では、フロリダの湿地を再現しています。マングローブが生える大規模な水槽には、エビや魚やカメが泳ぎ、たくさんの水鳥が頭上を飛んだり水場を歩いていて、ここが室内だということを忘れるような場所です。人工的にこの生態系を作っていることはとても面白いですが、管理が大変だろうなとも思いました。

大きなワニやフロリダガーがいたり、ここだけで相当楽しめました。

アリゲーター(大)。子供たちの水槽もありました。

 

タッチプール

この水族館にはいくつかのタッチプールがあります。その中でも見たことのないスケールなのが、エイのタッチプールStingray Beach(スティングレイビーチ)です。大きな水槽に手を入れて泳ぐエイを触ることができます。小さい子供はエイまでは手が届かないかもしれません。

我が家の女子達が喜んだのは、クラゲのタッチプールMoon Bay(ムーン・ベイ)でした。ミズクラゲが色々な色のライトに照らされていてとてもきれいでした。

ミズクラゲのタッチプール

 

巨大な水槽の展示

Coral Reef(サンゴ礁)の展示では、50万ガロンを超える巨大な水槽の中に泳ぐサメや海ガメ、魚をみることができます。水槽の上部から自然光が入りとてもきれいに見える場所や、生き物が頭上を通る場所もあります。

小さい子供向け施設

カフェテリアの外には小さな子供が遊べる遊具と、水で遊べるスプラッシュパッドがあります。私たちが行った冬には水は出ていませんでしたが、暖かくなったらびしょ濡れになって遊べそうです(着替えを持って行った方が良さそう、、)。

ダリ美術館(The Dalí / Salvador Dalí Museum)

美術館外観

アクセス

セントピーターズバーグ市にあり、タンパの市街地からは30分ほどの距離です。

チケット

曜日と時間によって変動します。

  • Adult (Ages 18-64):$25 - $29
  • Youth(Ages 6-12) :$10 - $12
  • Child (Ages 5 and younger):無料

ホームページ

ダリ美術館ホームページ

ダリ美術館の見どころ

アメリカでダリの美術館?

スペインのシュルレアリスム芸術家、サルバドール・ダリの2,000点を超える作品を収蔵する美術館です。美術館では、ダリの生涯やシュルレアリスムについて説明した映像があり、ダリについて詳しく知ることができます。

スペイン人のダリですが、第二次世界大戦が始まると戦火を逃れアメリカに渡り、アメリカで個展を開くと大人気になったそうです。ダリはアメリカに長く住み、絵画だけでなく映像を作ったり彫刻を作ったりもしたそうです。そして、ダリと40年以上親交のあったモース夫妻のコレクションをもとにダリ美術館は1982年にオープンし、2011年には現在の建物に建て替えられました。スペイン人のダリの専門美術館がアメリカにあるというのは、こういった経緯があるのですね。

美術館の建物は、ダリの作品をモチーフにデザインされており、斬新で独特で美しい形をしています。

内部の螺旋階段は、ダリが好んだDNAの螺旋構造をモチーフに設計されたそうです。

子供が楽しめる美術館

 

アクティビティブック「おかしなヒゲを描く」ページ

 

シュルレアリスムの夢、無意識、理想、そして現実が混ざった世界は、子供が見ても不思議で少し怖くて面白いと感じると思います。

美術館では子供にはアクティビティブックがもらえました。 実際の絵を見ながらこの冊子の中にあるお題(アクティビティ)を子供たちは一生懸命こなしていました。子供向けの冊子ですが大人が読んでもとても勉強になる内容でした。私が学校でダリの絵を習った時に、こんな事を教えてくれたらもっと興味が湧いたんじゃないかなーと思うような内容でした。

 

エビの電話

 

AR(拡張現実)で絵のモチーフを理解する

左が本当の絵、右が携帯を使ってARで絵を見ているところ。

 

ダリの代表作とされる大規模な作品8点は、AR(拡張現実)技術で鑑賞することができます。

ダリ美術館のアプリを携帯にダウンロードし、アプリを開いて携帯を通して該当の絵を見ると、絵の中に描かれたモチーフひとつひとつがクローズアップされ、動いたり飛び出したりして絵の中に何が描かれているのかを詳しく知ることができます。このARの鑑賞体験はとても面白く子供も夢中になって見ていたし、一つのキャンバス内に関係のなさそうな様々な要素が書き込まれているダリの絵を見るには、AR技術はピッタリだと思いました。美術館内でもQRコードでアプリをダウンロードできるので、ぜひ体験してみることをお勧めします。

ズータンパ・ロウリーパーク動物園(ZooTampa at Lowry Park)

緑あふれる動物園

アクセス・基本情報

チケット

  • Adult  (ages 12+) $42.95
  • Child (ages 3-11) $32.95

チケット料金にはいくつかオプションがあり、「PAY FOR A DAY FREE ADMISSION FOR THE REST OF 2023」では、上記の1日の入場料にプラス3ドルするだけで、残りの1年間ずっと入場無料というすごいチケットもあります。

駐車場は無料です。早朝に行った時には問題なく入れましたが、昼過ぎに行った際には駐車場に入る為に並びました。

ホームページ

ズータンパのホームページ

ズータンパの見どころ

フロリダの動物コーナーには、マナティもいます。

 

広々とした園内には木がたくさん生えており、自然あふれる動物園です。印象に残っているのはコアラの展示で、コアラがたくさんいました(みんな寝てました)。また、動物園内には乗り物のアトラクションが5つあるのですが、乗車料金が入場料金に含まれているので、追加料金がかからず楽しめるというのはとても嬉しい点でした。

小学生くらいまでが楽しめそうなメリーゴーランド(The Carousel)やジェットコースター( Tasmanian Tiger Coaster)、大人でも楽しめそうな水上のコースター(Roaring Spring Family Water Adventure)などがあります。

小さい子も楽しめるトレイン!

 

クリアウォータービーチ 

アクセス

タンパの市街地からは1時間ほどで到着します。

クリアウォータービーチの白い砂浜

クリアウォータービーチ(Clearwater Beach)は、タンパ湾に面した人気のあるビーチリゾート地です。白い砂浜や透き通ったエメラルドグリーンの海水で有名で、夏季の平均気温は30℃前後、冬季は20℃前後と比較的温暖です。

我が家が訪れた1月は、残念ながら天気も悪く風の強い日でしたが、子供たちはビーチで砂遊びをしました。クリアウォーターの砂浜の白さは、今までアメリカで見たビーチの中では一番かな?と思います。

ビーチ沿いにはホテルが立ち並び、飲食店もたくさんありました。夏や春休みには観光客が押しせてとても賑わうようです。

ロブスターマッケンチーズ。美味しかった。

タンパ国際空港

メインターミナルにある21フィートのフラミンゴアート。水の中に顔を入れている構図です。

 

タンパ国際空港(Tampa International Airport)は、地方空港だと思っていたら、とても大規模で綺麗な空港でした。年間約2,100万人の乗客が利用する、フロリダ州で3番目に利用者数の多い空港だそうです。

タンパ国際空港は、J.D.パワーによる「2022年北米空港満足度調査」で大規模空港第1位に選ばれています。実際に利用してみて納得の快適さでした。

レンタカーやエコノミー駐車場間は、「Sky Connect train」という電車に乗って移動します。すぐに次の電車が来るのでとてもスムーズでした。

航空会社のカウンターのあるメインターミナルから、4つあるターミナルには電車で移動します。また、保安検査場はターミナル毎にあるので、電車を降りたところで手荷物検査を受けます。飲食店の数も多く、綺麗でとても快適な空港でした。

まとめ

子供と行った、タンパとタンパ周辺の都市の見どころをまとめました。タンパは温暖で海も綺麗で素敵な所です。夏はビーチや自然を主な目的に、冬でも水族館や美術館で楽めるという見どころの多い街だと思います。