【ケネディ宇宙センター】年パスホルダーが案内!子供におすすめの見どころ紹介!

チイ
アメリカ在住のチイです。

今回は、フロリダにあるケネディ宇宙センター(KSC)について、子供と行く際のおすすめを紹介します。

というのも、息子は宇宙が大好きなので、我が家はKSCの年パスを持ち、何度も訪れている大好きな場所なのです!!紹介にも気合が入ります!!

KSCのおすすめのアトラクションや展示、センターでの過ごし方など、3人の子供(2・4・7歳)との旅行でのポイントや気づいた点も書いていきます!

ケネディ宇宙センターの基礎知識

ケネディ宇宙センター(John F. Kennedy Space Center, KSC)は、フロリダ州にあるNASAの有人宇宙飛行船やロケット打ち上げ施設を含む、宇宙関連施設です。

この中にある、ビジターコンプレックス(Visitor Complex)では、アメリカの宇宙開発の歴史や現在の取り組みを紹介しています。

ディズニーリゾートのあるオーランド国際空港からは、車で東へ1時間ほどで到着します。

チケット情報

2022年6月に新料金体系になりました。値上がりです、、

チケットは事前にオンラインで購入するか、現地でも買うことができます。時間を節約するためには事前購入がお勧めです。

オンラインで購入した場合、メールで送られてきたQRコードをゲートでかざして入場します。

チケットの購入はこちら

入場料

1-Day 2-Day
大人(12歳以上) $75 $89
子供(3〜11歳) $65 $79

※2-Dayチケットの2回目は6ヶ月以内有効

年パス

年パスを購入した場合には、事務所に行き顔写真付きの年パスカード(ストラップ付き)を作成してもらいます。

大人(12歳以上):$149ドル

子供(3〜11歳):$120ドル

もしくは、

FAMILY PASS(大人2名+子供4名まで):$432.10

※年パスは駐車場代(1日10ドル)込み

我が家の家族構成(大人2名+子供3名)だったら、ファミリーパスの方がお得ですね。

スタッフの方が、チケットがいらない末っ子ちゃんにもストラップを渡してくれたことがとてもありがたかったです(取り合いにならずに済んだので)。

ロケットガーデン

子供におすすめのKSCの見どころ

スペースシャトル・アトランティス Space Shuttle Atlantis

スペースシャトルアトランティスはスペースシャトルについての展示施設で、ケネディ宇宙センター(以下、KSC)の奥にある、巨大な燃料タンクとロケットブースターが入り口にそびえる建物です。

アトランティス!!

 

スペースシャトルの展示

建物の中に入ると、全員がスペースシャトル開発の歴史を再現した映像を見ます。

この映像が、、個人的には大好きで、毎回感動して涙なくては見れません(私だけでしょうか。。😅)

開発に長い年月がかかり、試行錯誤しながら作り上げられたことが分かります。

映像上映後、スペースシャトルなどの展示スペースに入ります。

スペースシャトルや、スペースシャトルによって宇宙に運ばれたハッブル宇宙望遠鏡が展示してあり見応え十分です。

ご対面!

 

タイル一枚一枚に、大気圏を超えた跡が残っています。

 

スペースシャトルランディング(着陸)が体験できる滑り台

 

スペースシャトル打ち上げ体験(Shuttle Launch Experience)

スペースシャトルエクスペリエンスは、スペースシャトルの打ち上げを擬似体験できるアトラクションです。

小学生の息子が大好きで、打ち上げの仕組みが学べて勉強にもなります。スリルのあるアトラクションではありませんが、振動があるので揺れるのが苦手な人は注意です。

アトラクション入り口は、スペースシャトルアトランティスの出口付近にあり、バック類は落とす可能性がある為持ち込めません。アトラクション入口の無料のロッカーに入れてから入場します。

このアトラクションは身長制限(44インチ(112センチ)以上)があり、参加できるのは小学生くらいからです。

また空いていても30分近くかかる為、我が家ではここで二手に別れ下の子達はプラネットプレイ(下記に記載)で遊んでいます。

プラネットプレイ(Planet Play)

「PLANET PLAY」は、宇宙をテーマにしたアスレチックや滑り台、ゲームなどがある室内の公園で、小さい子でも安心して遊べる楽しい場所です。

中に入ったら靴を脱いで遊びます。アスレチックは立体的で結構な高さがあります。

この中には飲み物(ビールも!)を購入して飲めるスペースや家族で利用できる大きなトイレなどがあり、小さい子供連れは快適に過ごせます。

宇宙アスレチック

 

宇宙滑り台

 

バスツアー

バスツアーには大きく2種類あります。どちらもバスツアーと大きく書かれたゲートの先に乗り場があります。

アポロ・サターンVセンターツアー

一つは、「アポロ・サターンVセンター(Apollo/Saturn V Center)」に行くために乗るバスで入場料に含まれています。予約も不要です。

アポロ・サターンVセンターは、ビジターコンプレックスから離れた場所にある施設で、アクセスするには必ず往復ともバスに乗る必要があり、片道15分程度乗車します。

アポロ計画関連の展示で、実物のサターンファイブロケットや月面着陸船、月の石などが展示されています。

サターンファイブ。大きすぎて写せません。

 

宇宙飛行士を運んだアストロバン

 

子連れのポイント!

アポロセンターに到着すると、これまた最初に数分間の映像を見てから中に入るというスタイルです。前のグループが上映中の場合は建物に入れないので、バスの降車場で少し待つ場合もあります。

色々と見て回った後で疲れていると、立ったまま映像を見るのも結構大変です。
床に座っている人もいますが、映像を見るスペースの一番後ろにはベンチもあります。

そして昼食後だったりすると、15分のバス乗車で子供たちが寝てしまうことも、、
寝てしまって抱っこになる可能性を考えて、バスに乗る時間帯を決めた方が良さそうです。

アポロセンターには貸出用ベビーカーもありますが、簡易の座るタイプです。バスの降車場(建物に入る前の場所)にありますので、利用したい場合にはスタッフの方に声をかけてください。

有料のバスツアー

もう一つは、2時間程度の有料のバスツアーです。

コロナ禍では中止されていましたが、現在(2022年7月)は1つのツアーが再開されたようです。

我が家では、数年前に2時間のバスツアーに参加したことがありますが、一般の人が立ち入ることが出来ない施設や打ち上げ台の近くを巡り、アメリカ宇宙事業の規模の大きさに圧倒されました。

また、当初は国主導だった宇宙事業も、今ではスペースXやブルーオリジンといった民間企業がNASAの施設を利用しており、宇宙事業が現在進行形で、ますます発展していくというのを感じます。

打ち上げ台の近く

 

時間に余裕のある場合には参加してみるのもおすすめです。

ツアーの最終目的地はアポロセンターの為、アポロセンターでは各自見学し無料のバスに乗ってメインのエリアへ帰ってきます。

KSC EXPLORE TOUR 料金

大人: $25 
子供: $19 

希望のツアー時間を選ぶためにも、ホームページから事前予約をしていきましょう!

 

子連れのポイント!

2時間のバスツアーに参加した際は、末っ子ちゃんがまだ0歳の乳飲み子でしたが、ポイントに到着した際に子供が寝ていたら下車しないなど、意外と大丈夫でした!

子供のおやつや飲み物の持参は必須です!

KSCと野生動物

私がKSCが好きな理由の大きなポイントの一つに、KSCの環境があります。

KSCは、メリット・アイランド国立野生動物保護区という、自然保護区の中にあります。

NASAの打ち上げ施設や宇宙開発関連施設以外の未開発部分は、自然保護区として守られています。

そのためKSCの駐車場に入る前の道路横水路や長いバスツアーでは、アリゲーターを見かけますし、アポロセンターへの道中にはワシの巣なども見れます。

KSCへ向かう川?の一本道ではイルカを見かけたこともあります。

外で昼食を食べていると鳥に取られます😅

この野生動物の宝庫という環境と宇宙施設の共存が私的には面白く感じる部分で、子供たちとアリゲーター探しをするのもここでの楽しみの一つです。

 

アリゲーターは、KSCの島に渡った後すぐの道路横の水路でよく見かけます。

 

ワシ(Eagle)の巣。直径2メートルほどもあるそう。

 

子連れのポイント!

フロリダの気候は、夏は暑いですが冬はそんなに寒くないので、全体的に快適です。

ただし、一年を通して紫外線が強いので、冬でも晴れた日は日焼け止めを塗るのを忘れずに!

まとめ

KSCには、そのほかにも火星探査のコーナー、ロケットの展示、IMAXシアターなどがあり宇宙好きの人なら一日過ごせる内容です。

宇宙にあまり興味のない人でも、歴史上で有名な宇宙関連の出来事を知ったり、宇宙開発という難題に挑む人間の挑戦を見て学ぶことは多いと思います。

そして、全く興味がない人でも、フロリダの自然環境を楽しめる場所でもあります。

子供でも大人でも英語が分からなくても、実物のロケットを見て大きい!とかローバーがかっこいい!とか、見るだけで感じ取ることもたくさんあるので、子連れKSCはおすすめです!!

マーズローバーかっこよすぎです。ラジコンも売店で売ってます(買いました)。

 

クリスマスの時期にはNASAマークもオーナメントに変身!