【子供の習い事:シンセシス(Synthesis)】問題解決の手法を学ぶ。本当に必要な事が見えてきた!シンセシス体験記。

チイ
アメリカ在住のチイです。
今回は、息子がしている習い事「シンセシス」についての記事です。

Synthesisってなに?

息子はオンラインの習い事しています。それが、シンセシス(Synthesisです。

パパが「これ良さそう」とどこからか情報を仕入れてきて、「そうそう、こういうの求めてた!!」と早速始めてみることに。ホームページを読んでもyoutubeを見てもコンセプトや内容がいまいち分かりませんでしたが、息子が参加して回を重ねるたびに、そういうことか!とだんだん理解していきました。

シンセシスは、イーロン・マスク氏の子供たちやSpaceX社の従業員の子供たちの為の学びの場所として作られたスクール「Ad Astra」のカリキュラムをベースに、世界中の子供達も受講できるようにJosh Dahn氏らが会社を設立し、オンラインのサブスクのクラスを2020年から提供しています。

これからの時代に求められるのは、「出された問題を解く能力」ではなく、「問題解決に向けて実践する力」だということは、もうみんな気づいていると思いますが、、じゃあ「どうやって問題に取り組むのか」学校ではなかなか教えていないのが現状だと思います。

そこでシンセシスでは、判断力、協調性、センスメイキングなどの子供の力を伸ばすことに重点を置き、子供が人と一緒に問題を解決する術を学ぶプログラムを提供しています。

At Synthesis, we focus on developing the areas that will have the greatest impact in all possible futures: judgement, collaboration, and sense-making.

 

ゲームをしながら、何度も失敗する経験、複雑だけど親しみやすい経験、協力的で競争的、子供が主体といった内容が盛り込まれたプログラムを行なっていきます。

Synthesisホームページはこちら

シンセシスの申し込みからスタートまで

参加できる対象年齢は8-14と書いてあり、8歳の誕生日が来るのを待って申し込みました。人気があるようで、申し込みをしてから参加するクラスを選択できるようになるまでには待ち時間があり、2ヶ月くらい経った頃にクラス選択の連絡が来ました。

自分の都合の良い曜日と時間のクラスを選択しますが、アメリカ国内の時差やその他の国の子達も参加するかもしれないので、クラスが開催される日時は色々な時間帯のものがありました。息子は平日の夕方のセッションを選択しました。

クラスは週に1回1時間です。そしてクラスを選択してから1ヶ月後の月初からクラスがスタートしました。

クラスが始まる前までに、親はオリエンテーションに参加することを勧められたり(私は参加してません)、子供が受けている時は干渉せずに一人きりで受けさせる事などの案内がありました。用意するのはラップトップのPCとマウスだけで、授業料は月に180ドルです。

クラススタートと親の失敗

どんなことをする?

オンラインのミーティングが始まると、クラスの中には18人くらいの生徒と先生が一人いて、毎回違う3、4人のチームに分かれ、ゲームをしながらチームが勝つことや、全チームが同じポイントを稼ぐ事などを目指して戦略を立てたり、助言したり、意見を言ったりします。ゲームは複雑な見た目をしていますが、数学的な知識などは必要なく難しいことではありません。ただ、瞬発力が求められるというか、どんどん状況が変わっていくので、その都度考えてチームで協力しながら進めないといけません。

参加している子たちには年齢差がありますが、息子くらいの年齢やちょっと上の子が多いようです。何回かクラスをやるうちに、それぞれの名前や性格を覚えていくようで、チームになった際に息子にとって意思疎通しやすい子というのも出てくるようです。

子供達は一様にゲーム(対戦)に熱中し興奮しているようで、私は見てもさっぱり分かりませんが、熱中させる仕組みが本当にうまくできてるなーと感心してしまいます。

クラスには担任の先生がいて、セッション中に助言をしたりセッション前後にビデオメッセージでフィードバックを送ってくれたりします。

 

チーム(色)ごとにポイントを競っていく。

私(親)の失敗

シンセシスでは親は子供に干渉するな、ほおっておいてと言われましたが、、初めは大丈夫か不安になり、ちょくちょく部屋を覗きに行っていました。そして初回、2回目と全く話せない息子に「もっと積極的にいかないと!!」「頑張ってしゃべって!!」と余計な事を言ってしまいました。本当に良くなかったと反省しています。息子なりに状況を理解し、話そうと努力をしているので私の助言など不要でした。

息子は数回のセッションの後、臆する事なく必要な意見を述べれるようになりました。やはり、親は干渉しないでという助言はまさにその通りでした。子供は子供だけでちゃんと成長していきます。

半年経って

現在、シンセシスを始めて半年が経ちました。3ヶ月くらい経つと、「オープンセッション」という自分のクラス以外のセッションにも参加できるようになります。自分のクラスに出れなかった時や、時間がある際にちょくちょくオープンセッションを申し込んでいますが、セッションはたくさんの時間帯と枠があるので、多くクラスに参加すれば結構お得かもしれません。

また、数回のセッション毎に取り組むプログラムが変わっていきます。息子はプログラムによって面白い、面白くない、難しいという違いがあるようですが、毎回クラス終了後に「すごく楽しかった〜」と言うので、セッションは総じて楽しいようです。

まとめ

始めて最初の1ヶ月と現在では、参加している子供達の様子が随分と違うことが画面越しにちらっと見ただけでも分かります。チームワークの取り方や解決方法の提案方法がわかってくるようです。

さて、シンセシスをやった結果息子に身についた事は、、正直良くわかりません。でも、セッションが面白く熱中している事は分かります。なのでまだまだ続けていく予定です。