【グレートスモーキーマウンテンズ国立公園】気軽に山頂にアクセス!ビジターセンターや周辺の町について

チイ
アメリカ在住のチイです。

今回は、テネシー州とノースカロライナ州にまたがる、グレートスモーキーマウンテンズ国立公園とその周辺についてノースカロライナ側からアクセスする子どもと楽しめるスポットについて書いていきます。

グレートスモーキーマウンテンズ国立公園とは

グレートスモーキーマウンテンズ国立公園(Great Smoky Mountains National Park)は、2,110 km² (815 平方マイル)の面積があり、米国東部で最も広い保護地域の一つ、また年間の来場者数もアメリカの国立公園の中で1位です。

テネシー側からは、ギャトリンバーグ (Gatlinburg) 、ノースカロライナ側からはチェロキー(Cherokee)が、公園への入り口の町となっています。

国立公園をドライブするととても美しい山の景色を見ることができ、道の途中の開けた場所にはビューポイントが多く設けられています。

クリングマンズ・ドーム

クリングマンズ・ドーム(Clingmans Dome)は、標高2024メートル(6643フィート)で、グレートスモーキーマウンテンズ国立公園で一番高い場所で、山頂に展望台があります。

車で山頂付近まで行き、駐車場から0.8キロ(0.5マイル)の坂道を歩いて頂上まで登っていきます。

駐車場は既に雲の上!

 

舗装された道を歩いていくので、登山という雰囲気ではなく軽いハイキングですが、坂道を登るのはきつく息が上がります。

子供は石を登ったり、化石を探してみたり、丸太の上を歩いたり楽しみながら歩いていましたが、大人のほうが息が切れてきつい感じでした。

駐車場から展望台まで舗装された道路を歩いて行きます。

 

頂上まで行くとコンクリート造りの展望台があり、展望台を登ると木の上から360度の山の景色が見えます。

展望台

 

山頂付近や国立公園内では枯れた木が目につきます。

国立公園のホームページによると、外来種の昆虫の侵食により、この地域の固有の樹木が枯れ大きな問題となっているようです。

子連れ旅のポイント!

標高が高いのでぐっと温度が下がります。防寒着を持参しましょう!

駐車場からの景色

 

駐車場脇の岩がゴロゴロしている場所。子供達が喜んで登っていました。

 

オコナルフテー ビジターセンターとマウンテンファームミュージアム

マウンテンファームミュージアム

オコナルフテー ビジターセンター(Oconaluftee Visitor Center)は、ノースカロライナ側から国立公園に入ってすぐの場所にあり、トイレの利用や国立公園情報の入手に立ち寄ると便利です。

ビジターセンター裏側には、マウンテンファームミュージアム(Mountain Farm Museum)という100年以上前の農家の家屋などを移築したオープンエアーの無料のミュージアムがあります。

農家のログハウス。外から中も覗けます。

 

生活の場のログハウスや、納屋、鍛冶屋、食料の貯蔵庫など、農家がどんな生活をしていたのか昔の人々の生活を想像することができます。

ビジターセンター内に、それぞれの建物の役割を説明するコーナーがあります。

 

草原にいるエルク

ビジターセンター横には広い草原があり、この場所には早朝や日没前にエルクが訪れるそうです。

私は3回くらいこの場所を通った事がありますが、ここで2度、動物の群れを見た事があります。

エルクの頻出スポットのようですのでよく見渡してみましょう!

ビジターセンター横の草原のエルクの群れ

 

ビジターセンター駐車場前の道路の中央分離帯の草を食べるエルク。このため道路は渋滞。

 

川沿いのトレイル

ビジターセンター裏にはとても綺麗な川があり、川沿いにトレイルが整備されています。

川に少し入ってみたり、トレイルをちょっと歩くだけでもとても気持ちが良いです。

ビジターセンター横の川

 

夏には、浮き輪に乗って川を下っていく人たちを見かけました。川の水はすごく冷たいですがとても楽しそうで、調べてみるとチュービングの会社が数社見つかりました。年齢制限がありますが次回夏に来たときには川下りをやってみたい!と思っています。

川下り(チュービング)

Cherokee Rapids River Tubing

Smoky Mountain Tubing

浮き輪で流れていく人と釣り人

 

ブルーリッジパークウェイ

ブルーリッジパークウェイ(Blue Ridge Parkway)は、アパラチア山脈沿いをバージニア州からノースカロライナ州まで755 km(469マイル)に渡り伸びる道路で、シーニックバイウェイという景色の美しさや沿道の歴史、文化を含めて公的に保全される道路に認定されています。

この道の南端がグレートスモーキーマウンテンズ国立公園の入り口付近になっており、ブルーリッジパークウェイをドライブするのもおすすめです。

沿道の野の花が美しい。

 

グレートスモーキー国立公園へのアクセスに便利な町

周辺の町について

ノースカロライナ側から国立公園を訪れる際の宿泊場所として便利な町は、アッシュビル(Asheville)、マギー・バレー (Maggie Valley)、チェロキー (Cherokee)などがあります。

国立公園入り口までのアクセスは、

アッシュビルからは車で約1時間20分で都会や食も楽しめる
マギー・バレーからは約40分で安めのロッジやホテルなどの選択肢がある
チェロキーからは約15分で街の中心にはミュージアムや観光客向けのお店がある

など、それぞれ特徴があります。

ご自身の旅行スタイルに合わせて探してみても面白いですね。

アッシュビルについてはこちら 【アッシュビル郊外の山間部】大自然の中で子供と川遊び!滝遊び!!

マギー・バレーのRVパークに泊まった体験

いつもはホテルやロッジに泊まりますが、一度だけRVをレンタルしてRVパークに泊まったことがあります。

RV(Recreational Vehicl)とは、日本でいうキャンピングカーの事で、RVパークとはキャンピングカー専用のキャンプ場の事です。

国立公園内や周辺には、キャンプ場やRVパークがたくさんあります。

RVで旅行やキャンプがしたい!と思っていましたが、RVパークに泊まってみたら、「RVパーク」自体の素晴らしさに気づいてしまったのです!!

RVを持っている人も少ないだろうし、RVをレンタルするにしても結構コストがかかるので、そんなに気安くできることではないのですが、RVパークにはロッジが併設されている場所もあり、ロッジのレンタルであれば自家用車でRVパークの施設を利用することができるので、宿泊場所の候補としておすすめです!

RVパーク内の様子

 

RVパークは長期滞在する人も多いので、そういった人にも対応してシャワールーム、ランドリー、売店、プール、共有のクッキング・飲食スペースがあります。

私が行ったRVパークは、広場、小川、子供の遊具、ビーチバレーコート、週末にはライブがありました。

宿泊したRVパーク:ストーンブリッジ RV リゾート・アンド・キャンプグラウンズ

広場が広い!

 

大自然の中で、焚き火や料理をしながら緩〜くキャンプを楽しんで、子供はサッカーをしたり川で遊べるという、ホテルに泊まるのとは全く違った経験ができました。

RVをレンタルもしくは、RVパークのロッジをレンタルしてRVパークに宿泊することは、またやりたい事の一つになりました。

お隣の区画の家族とお友達になりました!

 

まとめ

グレートスモーキーマウンテンズ国立公園について、公園内や近隣の地域で子供と一緒に楽しめるスポットについてまとめました。

広大な国立公園とその周辺の自然の豊かな地域で、子どもと一緒にドライブやハイキング、キャンプを楽しむのは最高に気持ちの良い経験でした。